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井本史夫

井本史夫(いもと ふみお)
横浜市青葉区にある井本動物病院の院長先生。1945年、兵庫県三木市生まれで、帯広畜産大学卒。3歳よりネコと寝起きを共にし、小学生から中学生のころの泳ぎ相手はイヌ。 大学時代はアパートでウサギを飼育、研究室ではニワトリの世話をし、走っているウマの応援が好きな虎ファンと、まさに動物づくしの人生を送っている。NHK教育テレビ「趣味悠々 犬と暮らしを楽しもう」、NHKBS2「ペット相談」にレギュラー出演中。
井本動物病院HP
http://imoto-ahp.com/

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おすすめ 「命の認識」

昨日、東京大学総合研究博物館で展示中の「命の認識」をみてきました。

http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2009inochi.html

友人が、退官の最終講義をするというので、でかけるついでに、彼が館長をしていますし、おもしろい展示法をしているというので、みておかなくては・・・・と思ったからです。

いかがでしょうか。似たような多くの骨から、貴方は何を思うでしょうか。

説明文は、一切なし。ただ、標本が並べてあるのです。

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なかなか、考えさせられます。(下はセキショクヤケイ 赤色野鶏)

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解剖学者の考え方の一端が理解できるような気がします。(下はミンククジラ)

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動物と言葉

 イルカ 鳴き声と物結びつけ「言葉」

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080824-00000002-maip-soci

 というニュースです。

 この実験のすごいところは、イルカが物によって鳴き声を変え、その音を聞かせると対応する物を持ってくる・・・というところです。

 「利口なハンス」という馬の話をご存知ですか。

http://homepage3.nifty.com/iromono/kougi/ningen/node22.html

 計算ができる馬horseの話です。この馬(ハンス)は、計算をしていたのでなく人を見ていて答えの反応に反応していた・・・というのがオチのお話です。

 動物の利口さをみる実験には、常に「利口なハンス」のことがいわれますので、動物心理学をやっている研究者は十分注意していると思います。

 ただ、時折、テレビなんかで、「計算する犬dog」が取り上げられますが、そのたびに、ハンス騒動から100年も経っているのに・・・と、ちょっとがっくりきます。
 

 犬や猫を飼っている人には、十分わかっていることですが、犬や猫にも感情があります。感情によって出す声は違います。
 それを真似して使えば、基本的な犬語・猫語で、コミュニケーションをはかることはできます。
 ただし、冗談にでも、緊張した声や威嚇・悲鳴の声は使わないでください。

 
 

なんだろなあ

 よくわからない動物の写真があります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080419-00000003-rcdc-cn.view-000&kz=cn

 中国の・・・・ですが、修正していないことを祈っていますが・・・・


 目を見ると、アルビノのようです。

 体長や体重が書いてないのでなんともいえませんが、
 
 毛と体と耳とひげの雰囲気は、猫のようです。

 鼻の穴の開き方も猫のようですが、人中が鼻の上まで入っているのは不思議です。

 口の形もちょっと変ですが、奇形の雰囲気があります。

 結論として、奇形でアルビノの猫 といいたいところです。
 足の爪がどうなのか・・・が知りたいところです。

 

好みの臭いは?

ホントは、臭気判定師匠の今日のブログ:「参内する」

http://blog.smatch.jp/nioinojikenbo/archive/697

にコメントすべきなんでしょうが、

なんせ、(何度も言いますが)、パソコンを変えてから(たぶんソフトのせい)、コメントを送ることができないもんで、

こちらにアップしてごめんなさい。

師匠の

お姉さんのワキの下を嗅いで「Good!」ってニッコリ評価するオバサンのことが出てきますが。アレはキッパリ臭気判定士ではありません。
 ワキの下のニオイをサンプリングバッグに採って……、どうやって採るのか判りませんが。それを持ち込んできて「臭気指数を出してほしい」って依頼はお受けできます。でも『ワキの下嗅いで』ってのは臭気判定士だって嫌です。

の、あのオバサンを見るたびに、(たぶん一部の)行動学関係者で話題になったことを思い出します。

それは、
アメリカの実験で、対象は大学生です。

脇の下に綿花を挟ませて汗をしみこませたあと、異性にその綿花を嗅がせて「どの臭いが好ましいか」を選ばせたそうです。

その結論は「遺伝子的に遠い人を選んだ」そうです。

そうです、というのは、ワタクシはその論文memoをこの目で読んだわけでなく、
読んだ人に話を聞いたからです。

つまり、臭いという動物的な選択では、遺伝子の近さによる危険を避けていると解釈されています。

もちろん、人の「好み」heart02は、動物的なことだけでなく社会的要素が大きいのは、いうまでもありません。

★あ、そーそー、トラックバックのところのコピーもできません。




ヤッパ、贈る方なんだ

昨日の朝刊で一番おもしいと思った記事は、

オスのチンパンジーの贈り物でした。

http://www.asahi.com/science/update/0912/OSK200709110071.html

遺伝子レベルでは、チンパンジーと人とは、何%も変わりませんが、似た行動をされると、ドキッてします、ネ。

しかし、チンパンジーでも、オスが贈り物presentを贈る側なんですね。

オスからすれば、贈り物を数多く配れる方が、子孫を残すチャンスは拡がるってことですし、メスにしたって、よりよい贈り物をくれるオスの方が、能力ありって判断できますから、雄雌双方ともにいい戦略なんでしょう・・ね。

遺伝子レベルでそういう具合になっているんじゃ、未来永劫、男は贈る側から逃れることはできないってことですね。

人生、諦めが肝心だあ〜〜〜



寝て待ちます Ⅱ

 睡眠時発作の、発作ですが、コメントをいただいているように、発作のレベルが明確ではありませんでした。申し訳ありませんでした。
 発作の症状は、はげしくもがいたり、体をつっぱったり、短時間の痙攣・・・という感じです。
 もがいていても、夢を見ているときのような、歩いているようなやさしい感じでは、ありません。
 ただ、そのような場合も、軽い症状なのかもしれませんので、そういうものでもあれば、お知らせいただければと思います。
 普通は寝入って30分くらいの間に起こるそうですが、それ以外のこともあるかもしれませんから、睡眠中の発作は、とりあえず、調べるつもりです。

寝て待ちます

 睡眠学sleepyという分野があります。
 睡眠障害の人は、日本では5人に1人くらいいるといわれています。アメリカでは、睡眠障害による経済損失dollarが年500億ドルといわれており、日本でも1,5〜2兆円と推測されています。不眠が基礎にある交通事故や産業事故を考えれば、それぐらいはあるのでしょう。

 ナルコレプシーという睡眠障害があります。T木pigーさんがそうでしたっけ。
 この病気は、ドーベルマンdogのある家系にもあって、その原因遺伝子が突き止められたことをきっかけに、睡眠研究が大いに進み、医学の教科書memoが書き換えられたということです。

 話は飛びますが、
 寝ると眠るの違いは、寝るは横になっている状態がないといけないし、眠るは活動停止状態 をいいます。
 電車trainの中で座席でネテイルのは居眠りで、寝るつもりでなくても横になってネテイルのは転た寝、てなぐあいですね。
 マ、同衾も横になるのが一般的なんで、寝るという・・・・古事記の時代からそのようです。

 で、最近、行動治療をしている犬で、睡眠時に発作を起こすという相談を受けました。
 前からそういう症例があると聞いてはいたのですが、実際にぶつかると、調べなければなりません。・・・・ただ、残念ながらほとんどなんも分かっていません。

 ならば、私が眠るまで、睡眠時発作について研究調べようと、思いました。・・・・そんなに大げさじゃありませんが・・・・
 みなさんの飼っている犬で、同様の症状・・・寝ると発作を起こす犬・・・を飼っている方、いらっしゃいましたら、ご連絡いただければ幸いです。

 寝ながらお待ちします。

ペットとはなにか

 ニュージーランドの日々の森中さんが、 「羊も牛も鶏もペット」と書いていらっしゃいます。

 ペットという言葉が、われわれが思い浮かべるような概念で一般的になったのは、産業革命とともに発達した近代市民社会が形成されてからです。そのことは、産業革命が先行したイギリスだけでなく、工業化した世界中の国々に共通しています。

 われわれがペットと言う言葉で思い出すのは犬と猫ですが、アメリカの私の知り合いも、牛に名前を付けて飼っていました。
 2頭飼っていて、一年に1頭ずつ、肉になり、彼と彼の家族のお腹におさまっていました。

 「名前を呼んでいたあの牛が・・・」
 農耕民族の私には、このあたりの精神に、なかなかついていけるものではありません。
 出されれば、もちろん、「おいしい」なんて言いながら食するでしょうが。

 その昔、私の家でも鶏を飼っていて、なにかあるとその鶏を食べていましたが、名前はついていなかったと思います。
 名前をつける、ということは、個体識別するというペットへの第一歩だと思うのですが、つくづく、ペットとはなにかということを考えさせられます。


寄生とは何か

 寄生という言葉は、元々は生物学的用語です。
 ある生物が、暮らしの場所や栄養の大部分を他種の生物に一方的に依存していることを言います。その生物が単細胞以上の動物の場合を、寄生虫と呼びます。多くの人が思い浮かべる寄生虫の代表格の回虫やイヌのフィラリアは、分類では「ぜん虫」という部類に入ります。(ぜんは、虫偏に需)

 そこで、何が難問なのかというと、「一方的に他種の生物に依存している生物はいるのか」ということが難問なのです。
 19世紀以降、西洋医療の発達は、「寄生虫は、人に○○の危害が及ぼすので、やっつけなくてはいけない」という発想の元に、医療が進んできました。

 しかし一方では、「回虫もヒトの利益になっているかもしれない」という考えが出てきました。その立場では、「一方的な依存」という概念はなくなります。
 「笑うカイチュウ」や「空飛ぶ寄生虫」などの著書で知られる寄生虫学者の藤田紘一郎先生などの意見です。「アレルギー増加の原因のひとつに寄生虫の駆虫にある」という仮説です。別の言い方をすると「寄生虫は宿主の免疫力の増強に役立つ」という考えです。

難問ニ、オ答エイタシマス

 生物の根源の問題を考える前に、まず、ららさんのふたつの疑問にお答えしたいと思います。ただ、私なりの答えで、正解かどうかはわかりません。ご容赦ください。

第一問:犬という種族は、フィラリアに対抗するまでの進化は遂げてないのか?
 イヌ側の対抗策の進化はとげていると思います。
 というのは、
 イヌのフィラリアのライフサイクルは、イヌにオスメスのフィラリアの寄生があり、ミクロフィラリアを生み、蚊が中間宿主となって、再び、イヌに寄生する、という形です。
 ところが、オスメスのフィラリアの寄生があっても、30〜40%のイヌがミクロフィラリアを生まない、あるいは、ミクロフィラアが生まれていても血中にあらわれないという現象があります。オカルト・フィラリアと呼んでいます。(今の血液検査は抗原検査ですから、この状態でもフィラリアの寄生を発見できます)
 中には、不妊のメスのフィラリアや種なしのオス(フィラリアに頭突きをくらうかな)のフィラリアがいるかもしれませんが、この現象の中心はイヌ側の免疫機能の結果です。
 私がそう考える理由は、全世界(先進国から後進国まで)のイヌの調査で、この現象の率が30〜40%であるということが根拠です。・・・イヌの種や環境に左右されない結果だということです。
 ただ、フィラリアがいつごろからイヌに寄生しだしたかということが分からないと、この先のイヌ側の免疫機能の進化は、わかりません。また、フィラリア側も対抗策を練ってくると思います。何万年も先になれば、イヌとフィラリアの関係は確実に変化していると思います。
 ですから、当面は、もっと簡便な予防法が発見されるまでは、予防薬を投与し続けてください。

第2問:そのうち人間も何かの病気の予防として、誰もが一生錠剤を飲む生活が発生する恐れはあるのか
 これは、百年もしないうちにそういうことになると思います。
 今の遺伝子研究の進み方を考えれば、「この薬を飲み続けなければあなたは○○という病気に必ずなります」ということが、数十年というより十数年後にはいわれていると思います。
 今でも、これに似たようなことはあるわけです。古代では、不老長寿の薬を求めたのは皇帝だけでしたが、今は、庶民までこぞってそれを求めていますので・・・。

 ものすごく重大な問題をいただきました。時間をかけてかけないと考えがまとまりません。う〜〜〜ん、楽しい難問です。