以前にもこのブログ上でエントリしたかもしれませんが、再度。
日本での狂犬病による最後の死者は、1957年です。犬

の発生はその2年後1959年が最後です。1970年の死者は、ネパール旅行中に感染したもので、日本国内での感染ではありません。
1950年に狂犬病予防法

ができて、10年以内に日本から狂犬病が無くなったのです。この法律が、世界的に見て、
まれに見る有効だった法律と評価されるのは、そういうところにあるのです。
日本に狂犬病が入ってきたのは、徳川吉宗(1684〜1751)が将軍のころとと言われています。長崎の出島から入ってきたのでしょう。
つまり、中国あたりから来た船

に犬が乗っていて、その犬が、出島に下り、門をかいくぐって長崎の街へ出て行き、そのあたりをうろうろしていた犬を咬んで・・・広まっていった。・・・・ということが想像できます。
この伝搬の図式は、現代でも当てはまります。
日本の港には、各国の船

が来ます。その船の中には犬が乗っていることもあります。人や荷物のチェックは厳しく行われますが、乗っている犬の検疫は、小さな港には動物検疫官がいませんので、行われません。
過去に、船から犬がひょこひょこ下りてくる映像がTVで流されたこともあります。港周辺の野良犬の狂犬病ウイルスの抗体調査が、小樽港で行われましたが、ほとんど保有していないという結果でした。
現在は、開港されているのが長崎の出島だけ・・・という鎖国時代と異なり、全国の港に世界中の国から船が入ってきます。その上、船のスピードは昔と比べものにならないくらい速いですから、潜伏期の間に入ってくる・・・ということは、十分に想像できます。
現代は、300年前よりうんと危険な状態と言えるでしょう。一番危険なのは、日本海の向こうの国からくる船が、頻繁に入ってくる港です。日本海の向こう側は、狂犬病の発生地域ですから。
といって、太平洋側もけっして安心はできません。
10年ほど前、ハワイで起こったできごとですが、アメリカ本土から運ばれてきたコンテナの中にコウモリがいて、それを捕らえて調べたら狂犬病ウイルスを持っていた・・・ということがありました。
ハワイは狂犬病の発生地域ではありません。同じアメリカ国内でも厳しいチェックをしている地域です。・・・・そのコンテナが、もし日本向けだったら・・・ということも危機管理の上では、考えておかなくてはいけないことです。
飛行機

で来る犬たちは、成田や関空など、防御態勢がしっかりしていてチェックされるシステムがあります。問題は、そこから漏れているケースなのです。そして、漏れているケースというのは、どこでも統計上に表れないものです。
では、一般の方は、じっとしているだけなのでしょうか。
いいえ

、
自分の犬に狂犬病ワクチンを接種する・・・という行為だけでよいのです。
ご
自分の犬を家族というのならば、なおさらです。
最貧国といわれるネパールでも、みんな自分のペットを大事にしています。
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